野上工務店について

いい家ラボの運営元、有限会社野上工務店について。

ごあいさつ

野上⼯務店社員⼀同

これまでも、これからも、
「住む⼈の気持ちがいちばんの家づくり」
を積み上げていきます。

みなさまにとって工務店とは、どのような存在でしょうか?

 野上工務店は、東京の下町北上野で大正時代に創業。初代棟梁の野上鉄五郎をはじめ、二代・正吉、三代・貞重、四代となる私たちまで、大工と職人の手で家づくりを続けてきました。自分たちで設計から施工、その後の補修や、リフォーム、増改築まですべてこなしてきましたが、こうした仕事の幅はあまり知られてはいません。町の工務店ですから大企業のような華やかな宣伝も、立派なモデルルームもありませんし、昔の大工は「頑固で無口」なイメージがあり、技術は確かでしたがお客様とのていねいな対話に力を入れてこなかったことも理由かもしれません。

 二代目、三代目の時代は高度経済成長で、住宅の需要が増えてくると住宅メーカーが台頭し、お客様にとってより手頃な価格で工期も短い住宅が出現しました。やがて、ハウスメーカーや設計家、大小さまざまな業者も加わって、家づくりは本当に多様化していきます。その反面、お客様にとって見えにくく分かりにくい技術面や構造、素材の安全性などを疎かにした残念な家も増えてしまい、社会問題にまでなりました。

 そんな時代に四代目として棟梁を継いだ私は、思いました。業者の数は増え、情報も増え、選択肢は増えたけれど、材料と家づくりの技術を大切にし、本当にお客様の側に立った仕事をする業者はむしろ少なくなっているのではないか、と。それならば、自分たちは、工務店の良さである「技術」と、設計家の良さである「オリジナリティ」と、ハウスメーカーの良さである「分かりやすさ」とをあわせ持ち、住む人の気持ちを第一に考えた家づくりをする、新しいスタイルの工務店を目指そうと定めたのです。お陰様で、多くのお客様の家づくりに携わることができました。

(有限会社 野上工務店 四代社長 野上浩之)

 この言葉を残した、四代・野上浩之は2022年に他界しました。生前のご厚誼に感謝いたしますとともに、社員一致団結して遺志を継ぎ、職人集団としての工務店の役割、使命を果たしていきます。四代目の後をつとめる私たちも、まだまだ道半ばですが目指すところはまったく変わりません。初代から受け継いだ職人の技術と、四代目が大切にした住む人の気持ちに立った家づくりを、さらに深めながら、これからも研鑽と精進を続けていきたいと思います。その決意を、四代社長・野上浩之の言葉とともに、ここに記します。

有限会社 野上工務店 社員一同

私たちが大切にしていること

誠実

私たちが大切にしていること、それは「誠実」この一言につきます。

誠実という言葉を辞書で調べてみると、
『言葉や行動においてごまかしや偽善や不正がなく正直である』
とあります。

誠実な予算配分
-家づくりのプロとして誠実で的確な予算配分をします

具体的に言うと、まず価格。
これが、家づくりのすべてに影響するといっても過言ではないと思われます。
ほとんどの方が、予算があって家を建てられます。
その予算配分に対して、私達は基礎や、絶対的に安全性を求められるところに材料や施工の妥協はできません。
その分、お客様が一番気になる見える所、装飾系の後に容易に変えられる所については素材の価格ランクを下げるなどの妥協をご提案します。

誠実な施工
-職人が最高のパフォーマンスを発揮できる環境づくりを最優先しています

どんなことにも理由がある。
私たちは、住む人の目に見えない部分、技術に対しても責任をもっています。
大手の家づくりの予算配分は「広告費、営業費、材料費」そして残った予算で家を造る職人の技術費が当たり前。いつも疑問に感じています。

自分が働いて適正価格以下の給料しかもらえない場合、がんばっていい仕事をしようと思いますか?
自分の旦那さんが、安い給料しかもらえなくていい仕事をしてくれると思いますか?
と、・・・

私達は、自社の職人も、下請業者さんも、決して価格を値切ったり無謀な工期で泣かせることをしていません。
なぜなら、絶対に仕事内容(技術)に反映されると思っているからです。

『いつも自分の家を建てるつもりで丁寧に家づくりをする』

ほとんどの方が一生に一番大きな出費の家づくり。

どの家も、『いつも自分の家を建てるつもりで丁寧に家づくりをする』
私たちは、住む人に代わって家づくりをしています。

注文住宅の特徴

住まい手にとって快適で健康なお家。メンテナンスコストを抑え、何世代に渡り受け継げる丈夫なお家。受け継いで嬉しい資産価値の高いお家。住まい手のライフスタイルの変化に対応できるお家。私たちが考える『いい家』を提供するために大切にしている4つの特徴をご紹介いたします。

1.構造材は積極的に無垢材を使用

接着剤で貼り合わせたものが100年もつでしょうか。
実験データでは50年もつと言われていますが、100年住宅を意識している中、接着剤に対して永く丈夫な住宅の期待をするのは今現在は無理があると判断しています。
実際に集成材が50年もった時には「50年はもちます。」100年もったら「100年でも大丈夫です。」と提案させていただきます。

この為野上工務店では、構造材に積極的に無垢材を使用しています。

2.打ち継ぎがない一体型の基礎

つなぎ目がない基礎の床コンクリートと立ち上がりの継ぎ目がない一体型の基礎

3.外観(外部)の最重要視は見た目ではなく、雨じまいが第一

『家は、中に住むために建てるのであって、外から見るためではない』

-フランシス・ベーコン(16~17世紀イギリスの哲学者・神学者・政治学者、1561~1626)

私たちは雨、風、陽射しによる経年劣化を想定してのメンテナンスのしやすい家が長持ちする家につながると考えています。

経年劣化の要因は様々ですが、家にとって一番のダメージは水です。
この為、野上工務店では、外部からの水(雨)をしっかり防ぐことを一番に考え設計します。

4.無垢の床材をはじめ、ふんだんに天然、自然素材を取り入れた家づくり

2020年東京オリンピック(五輪)の開会式が開かれる新国立競技場の設計にたずさわる建築家の隈研吾さんは、そのデザインに『これからは木の建築の時代』というメッセージをこめたと言っています。

日本では、高度成長期から近年まで、木造=火に弱い、地震に弱い、寒い、といったイメージが多く言われていました。
ですが、世界遺産にも登録されている奈良の法隆寺をはじめ現存する木造建築の強度、そして木の空間は、環境問題、人間の精神状態をよくすることも実際にわかってきました。

野上工務店では、長女のアトピーをきっかけに真剣に自然素材を使用した家づくりに取り組むようになりました。
無垢の床材をはじめ、ふんだんに天然、自然素材を取り入れた家づくりをしています。

私たちがつくっています

- 野上工務店のスタッフ紹介 -

「大工と一緒に造り上げる注文住宅」として、施工中はもちろん、施工後も、私たちがお家・施工主様とずーっとお付き合いをしていきます。

野上工務店 大工 工事部長 西岡勲 プロフィール画像

西岡 勲 / Nishioka Isao

大工
工事部長
東京都出身

プロフィール

大工歴39年

職人とは無縁のサラリーマン家庭に育つ。
高校入学の日、出席番号順、西岡(に)の後ろの席が、代表の野上(の)だったことがきっかけで大工の世界に。優しくエレガントなご両親に育てられた影響は今も健在。技術に対する真摯さ、住む人の気持ちをとことん聞き、いつも丁寧でわかりやすい説明はお客様から大好評。
三代目と、三代目番頭大工が育てあげた技術をぜひ体験してください。

自己紹介&メッセージ

仕事で一番大切にしていることは、携わる仕事に愛情を持つこと。
理由は愛情を持つことで完成する喜びを感じられると思う為です。

職人として自信のあることは木造建築、無垢の木を使った造作工事全般。木造の耐震補強、増改築工事はお任せください。

野上工務店 大工・2級建築士 三浦勝美プロフィール画像

三浦 勝美 / Miura Katsumi

大工
二級建築士
長野県出身

プロフィール

大工歴46年

ご実家は長野県の工務店で、二男さん。
代々引き継がれた大工の技術をもち、
若手指導には「職人は仕事は見て盗め」
といった一見硬派な反面、
温厚でソフトな語り口と、
現場や社内でも優しい立ち居振る舞い。
黙々と仕事をこなしていく人柄は県民性?

自己紹介&メッセージ

信念は『見て触って感じる事 言葉や知識はその勘の邪魔になる。』

近年はプレカット 集成材の普及で
若い職人には理解しずらくなっているとおもいます。

和室の造作は自信があります。
伝統的な和室も、モダンな和室も、ビシッと仕上げます。

野上工務店 二級建築士 神田優顕

神田 優顕 / Kanda Masaaki

二級建築士
東京都出身

プロフィール

施工監理歴38年
建築士歴21年

さまざまな業種の人間が出入りし安全が第一に求められる現場では、「冷静」「沈着」に現場を進行してくれる人が必要不可欠。見た目通りの真面目さは、昨今のめまぐるしい世の中で、お客様からの信頼と安心をいただいています。

プライベートでは2児の父
自身の家庭では普段から奥様の意見もしっかり聞いているので、家族をもつ女性の日々のたいへんなこと、家での動き、相当知っています。もちろん男性側の本音も。

自己紹介&メッセージ

仕事で一番大切にしていることは、現場の作業環境の整備です。
特に現場での事故や怪我がないように、整理、整頓、清掃を心がけています。

自信のあることは、お客様の想いと、今まで培ってきた経験をもとに最善を尽くすこと。
お客様に喜んでいただける家づくりを目指しています。

さまざまな生活環境の違いや状況の変化のなか、お客様と一緒に試行錯誤しながら、住む方にとってより良い住まいづくりのお手伝いをしていきたいと想っています。

野上工務店 大工 大橋由二朗 プロフィール画像

大橋 由二朗 / Ohashi Yujirou

大工
東京都出身

プロフィール

大工歴12年

出会いは本人が中学1年生の時。
もちろんその時から高校卒業するまでの6年間、まさか野上工務店に入社とは誰も予想していませんでした。
中学では学級委員長、野球部では部長。高校でもプロ野球選手を輩出した野球部にて三年間鍛え抜かれた体力と知力を武器に現場の先輩方からも「運動(感覚)神経がすごくいい」と、太鼓判を押される野上工務店のホープ。四代目棟梁はじめ先輩職人たちが、手塩にかけて育てた職人です。

五人兄姉、大家族の影響かご年配の方々ともすぐ仲良しになり、工事が終わる頃には「お別れが悲しい」と涙ながらに言っていただける愛嬌の持ち主です。

自己紹介&メッセージ

仕事で一番大切にしていることは気配り、心配りです。
お客様はもちろんのこと、お客様がその土地でずっと一緒に暮らしていかれる近隣の方々、現場に入る工事関係者の方々に少しでも良い環境で仕事ができるように心がけています。

多くの職人さんが繋げてきた技術を、後世に伝えていく役割を担ってくるのは私たち若い世代だと思います。

これから1つでも多く胸を張って誇れる仕事ができるよう努力していきたいと思います!

野上工務店 現場監督 野上晟史 プロフィール画像

野上 晟史 / Nogami Joji

現場監督
二級建築施⼯管理技⼠
東京都出身

プロフィール

現場監督歴 6年

東京都立墨田工科高校を卒業後、現場監督修行のため、文京区の工務店、株式会社辰建に入社。同時に、東京建築カレッジにも入学して働きながら学び、2年後卒業。
持ち前の明るさと人懐こさで、職場の方々、先生方にとてもかわいがっていただき、多くのことを学ぶ。
令和4年3月、実家の野上工務店に現場監督として入社。

自己紹介&メッセージ

お客様のご要望を最大限に表現することが、家づくりに対する今の自分の想いであり、目標でもあります。家づくりの仕事に携わりたいと思ったきっかけは、建築にはたくさんの過程があることを知ってとても驚き、奥の深さを感じたこと。住宅のなかで特に気になる場所は玄関です。理由はその家のファーストインパクトが玄関だからです。
生まれてからずっと木の香りのする家に住んでいました。小さい頃から、物づくりが好き(プラモデルは苦手)で、彫刻刀などで木を彫ったり削ったりするのが楽しかった。作業場にある廃材とかでいろんなモノを造っていました。

高いところが実は苦手です(ただいま特訓中)。

小学校、中学校では軟式野球、高校では硬式野球、現在も草野球チームに所属しています。中学校の所属チームでは全国大会で準優勝、東京23区大会で優勝をしました。

野上工務店 お客様担当/経理担当 野上玲子プロフィール画像

野上 玲⼦ / Nogami Reiko

お客様担当/経理担当
(代表取締役/故四代⽬の嫁)
広島県出身

プロフィール

平成5年野上工務店四代目野上浩之と結婚。一女四男の母となり、子育てをしながら野上工務店の裏方を受け持つ。 令和4年5月、四代目の他界に伴い、五代目独り立ちまでの間の代表取締役を引き受ける。
施主様のご家族に納得して居心地のよい家に暮らしていただけるよう、妻の視点、母親の視点で、あとから後悔しないような間取り、収納、設備の情報提供を心がけています。

自己紹介&メッセージ

1998年に、妻として母としてはじめて自宅を建てたときの経験は衝撃でした。建築の現場は独特の緊張感があり、自分の家なのに、工務店の嫁でも何かを言うのにはとても勇気がいりました。作業に集中している職人さんには、声をかけるのも質問をするのも、ためらわれました。

実際に家を建てる職人さんと施主さんとの間の「壁」を、自分自身で体験したのです。そこで、感じたことをその都度まず夫に伝え、意見交換をしていくと、色々な謎がだんだん解けていきました。職人さんたちが無口で恐そうに見えるのは、じつはシャイだったからなんだとか、集中し過ぎてお客さんがいることに気づいていなかったんだとか。職人さんたちが受け継いできた伝統技術をこれからもしっかり守るためには、今の時代に合った気軽なコミュニケーションも採り入れることが大切なのだな、と考えるようになりました。

「こんな会社に家づくりを依頼したい」
「こんな会社に自分の大切な家を直してほしい」

そう思ってもらえることこそ、野上工務店四代目の嫁としての目標であり、原点であり、そして本音なのです。お客様の疑問や不安にはすべてお答えいたします。お気軽にお声がけください。

施工エリア

東京23区・千葉・埼玉
※その他エリアについては応相談。

掲載書籍のご案内

画像『ロハスな暮らし・エコライフガイド 暮らしトレンド住まい編〈2006年~2007年版〉』
  • タイトル:『ロハスな暮らし・エコライフガイド 暮らしトレンド住まい編〈2006年~2007年版〉』
  • 著者:ゴクー「暮らしトレンド住まい編」編集部
  • 発売日:2006年7月
  • 内容:
    健康に良くて環境によくてとってもエコ。ロハスライフなおすすめ商品。
    -Amazon内容紹介より抜粋
  • 掲載ページ:
    P68~P71「新月の木・職人がつくる自然住宅ー有限会社野上工務店(東京都台東区)」としてご紹介いただきました。
  • URL(Amazon):『ロハスな暮らし・エコライフガイド 暮らしトレンド住まい編〈2006年~2007年版〉』

画像『ロハスな暮らし・エコライフガイド 暮らしトレンド住まい編〈2006年~2007年版〉』
  • タイトル:『全国安心工務店一覧(首都圏版 2006-2007)』
  • 著者:ハウジングエ-ジェンシ-, 三島俊介
  • 出版社:ごま書房新社
  • 発売日: 2005年09月
  • 内容:
    地元で発見!欲しかった家が建てられる164社の地域密着型工務店。
    ー楽天ブックス内容情報より抜粋
  • 掲載ページ:
    P274~P275にてご紹介いただきました。
  • URL(楽天ブックス):『全国安心工務店一覧(首都圏版 2006-2007)』

画像『ロハスな暮らし・エコライフガイド 暮らしトレンド住まい編〈2006年~2007年版〉』
  • タイトル:『感動と癒しの「木の家」に住みたい!』
  • 著者:中野 博
  • 出版社:日本実業出版社
  • 発売日:2005年5月
  • 内容:
    家のどこにいても何をしていても毎日、感動できる。毎日、人を招待したくなる。 「木の家」にはそんな力がある。
    -Amazon内容紹介より抜粋
  • 掲載ページ:
    「木の家・エコハウスを扱う全国工務店リスト」(4)に掲載いただいております。
  • URL(Amazon):『感動と癒しの「木の家」に住みたい!』

画像『ロハスな暮らし・エコライフガイド 暮らしトレンド住まい編〈2006年~2007年版〉』
  • タイトル:『天然素材でつくる健康住宅―リフォームで脱シックハウス!』
  • 著者:中野 博
  • 出版社:日本実業出版社
  • 発売日:2001年9月
  • 書籍内容:
    シックハウスや化学物質過敏症で悩む方が多い昨今の実情を踏まえて、あえて多くのリフォームのテーマを網羅的に書かず、健康・環境を考えた「エコリフォーム」という切り口で全体をまとめた一冊。
    -Amazon内容紹介より抜粋
  • 掲載ページ:
    巻末付録「エコフォームのできる工務店リスト②」に掲載いただいております。
  • URL(Amazon):『天然素材でつくる健康住宅―リフォームで脱シックハウス!』

会社情報

会社概要

会社名 有限会社 野上工務店
代表取締役 野上 玲子
所在地 〒110-0014 東京都台東区北上野2-4-3
電話番号 03-3841-1421
FAX番号 03-3841-7184
Webサイト http://www.nogami-koumuten.co.jp
メールアドレス info@nogami-koumuten.co.jp
営業時間 9:00-17:00
定休日 日曜日・祝日
創業 昭和14年3月10日に野上正吉が二代目として、それ以前に野上鉄五郎が大工棟梁として家造りを始めました。
設立 平成4年
資本金 300万円
従業員数 5人
有資格者 二級建築士2名/二級施工管理技士1名/高齢者住宅リフォームカウンセラー1名/耐震技術認定者1名
事業内容 建築工事の請負・設計・施工・管理 (新築工事・増改築工事・リフォーム工事・耐震改修工事)
取扱工法 木造在来工法・鉄骨造・鉄筋コンクリート造
各種登録 建設業許可番号/東京都知事許可(般-27)第88904号
所属団体 日本住宅保証検査機構 住まいの構造改革推進協会

MAP

〒110-0014 東京都台東区北上野2-4-3 有限会社 野上工務店
※JR上野駅 入谷口から徒歩約9分

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